3年目のBリーグを彩るユニフォームサプライヤー

3年目のBリーグはオールスターゲームが終了。過去2年はナイキがそのユニフォームをサポートしていましたが 、今年はアンダーアーマー(以下UA)が担い、選手たちを彩りました。男子日本代表を頂点に、日本のバスケットボールカテゴリーで彼らの取り組みは、やはりアグレッシブです。今回、そんな国内市場のトップディビジョンである「B1」のユニフォームサプライヤーをリサーチ。Bリーグができたことで、勢力図はどのように変わっているのでしょうか。

今季、UAはリーグ最多の5チームをサポートしています。そのうち大阪を除く4チームが継続であり、いずれも昨季のチャンピオンシップへ進出。ビックゲームで彼らのロゴを見ないゲームはないと言っていいでしょう。グローバルでもNBAのスーパースターであるステフィン・カリーと契約。彼のシグネーチャーモデルをはじめ、足元も年々存在感を強めています。今夏はそのプロモーションでカリーの来日も実現しており、日本のマーケットに対しての引き続き、期待の高さが伺えます。

またUAのサポートチームは観客動員も優秀です。昨季のレギュラーシーズン実績で、千葉を筆頭に5チーム中4チームが1試合平均で3,000人以上の集客を誇ります。秋田はそれを下回るものの、B1復帰した今季は12月まで3,185人までに回復。大阪は昨季、戦績は芳しくなかったものの、集客では健闘しています。

サプライヤーにとって、トップカテゴリーへのチームサポートはいわば「投資」。「広告塔」あるいは「ブランディング」、そこからの波及効果で、例えば中高生やユース年代のチーム需要の開拓に向けて、アイコンになるチームや、地域で注目度の高いチームを押さえることはキーになってくるのではないでしょうか。もちろん、サプライしたくなる価値やポテンシャルをチーム側が持っていることは言うまでもありません。

今季のB1を基準とした直近4シーズンの勢力図はどうでしょうか。2015-2016シーズンから、2016-2017シーズンにかけて大きく変化しました。これはちょうど、NBL/bjリーグからBリーグになったタイミングです。外資系のUAやSPALDINGがチーム数を伸ばした一方で、MIZUNOやON THE COURT、BULL FIGHTなどのドメスティックブランドが大きく減りました。ただ滋賀と富山のパートナーになるIN THE PAINTはこの変化を乗り切って、bjリーグ時代より長い関係が築かれています。

そしてBリーグ2年目となる2017-2018シーズンで新規ブランドが多数参入。静岡の国体チームをサポートしていたEGOZARUは、地元・三遠のサプライヤーに名乗りをあげました。CHAMPIONもSR渋谷へユニフォームの供給を開始。彼らは自らが冠スポンサーとなって高校年代の大会を企画するなど、バスケ界では知られた存在であり、女子カテゴリーや大学年代でよく目にしますが、男子トップカテゴリーへ参入は久しぶり。横浜の司令塔・田渡凌らとも個人契約をするなど、再び力を入れきたように感じられます。エスエスケイが展開するhummelも京都とタッグを組み、市場の開拓へ初めて乗り出しました。福岡のQuvalは知名度こそ劣りますが、B3から最短で1部へ上がってきたチームを足掛かりに、広がっていくか楽しみです。

シーズンはいよいよ後半戦へ突入します。オンコートでの戦いがさらにヒートアップしますが、オフコートでも終わりが近づくほど、翌シーズンにむけて各社の動きも活発になってきます。継続か、交代か、新規参入か、水面下でサプライヤーたちの動きにも熱が帯びるでしょう。そして彼らの積極的なアプローチ対象となるように、リーグやチームがより一層、成長を続けていき、バスケットボールが魅力あるマーケットになっていくことも期待したいところです。