代表候補が仙台へ、シーズン到来を告げる3×3.EXE TOURNAMENT JAPAN FINALの見どころ
3×3のシーズン到来を告げる大会と言っていいでしょう。3×3.EXE TOURNAMENT 2018-2019 JAPAN FINALが、今年もゼビオアリーナ仙台で本日16日から2日間に渡って開催を迎えます。昨秋より全国各地の予選を勝ち抜いた男子44チームと、エントリーした女子12チームが終結。2019年、最初の3×3国内主要タイトルを争います。さらに「世界大会への出場権」という大きなプライズも用意されており、選手たちのモチベーションをより一層、焚きつけます。
今大会の見どころのひとつは、3×3日本代表候補に入った選手たちが数多く参戦することです。東京オリンピックを来年に控えて、今シーズンは4枠のロスターを懸けた競争が例年以上に激化。既報の通り、日本バスケットボール協会(JBA)より発表された顔ぶれは、5on5のトップリーグ選手から3x3の国内ランキング上位選手、学生の若手有望株に至るまで多様な面々が招集されました。5月のFIBA 3×3 ASIA CUP、6月のFIBA 3×3 WORLD CUPで日の丸を背負うことを目指す選手たちが、東北の地で真剣勝負を繰り広げる姿は見逃せません。彼ら彼女らが出場するチームは下記の通り。是非チェックしてもらいたい。
■男子
◆TEAM TOYKO ( 前年度優勝 )
鈴木慶太、小松昌弘、落合知也、松脇圭志※
もはや説明は不要かもしれませんが、改めて。2018シーズンは3×3日本代表としてASIA CUPで銅メダル獲得や、クラブ世界No.1を目指すFIBA 3×3 WORLD TOUR MASTERへ、国外で開催された予選を勝ち抜いて出場権を自力で獲得しました。どのチームよりもアグレッシブに国際大会を数多く転戦して成長を遂げた国内最強の4人です。3×3で結果を残し続けることで、代表に生き残ってきた彼らにとって、「大会2連覇」を飾ることは、至上命題のようなもの。再び世界へ飛び立てるか大注目デス。 (※エントリー変更で昨年の3x3 U-23日本代表の松脇圭志(日本大学・新4年生)が合流)。
◆BEEFMAN
荒川颯、西野曜、 野呂竜比人 ※
次代を担う才能たち。拓殖大学の荒川(新4年生)は、昨年度、3×3 U-23日本代表として、アジア競技大会でベスト8進出。代表活動で欧州遠征、WORLD CUPにも帯同するなど、この世代で最も3×3を経験しています。そんな彼に誘われたのが、専修大学の西野(新3年生)。岡山での代表候補合宿では経験不足が否めなかったですが、5人制で年代別代表の経験があるほどの実力者。今大会でブレイクする可能性を秘めているでしょう。(※エントリー変更で野呂竜比人が合流)。
◆Tsukuba
小寺裕介、齊藤洋介
ストリートからプロになり、元Bリーガーとしての過去を持つ2人がチームメイトに。昨年、小寺裕介はZETHREE.EXEでPREMIER準優勝、さらに2度のMASTERSを経験。齊藤洋介も3人制へ転向して、1年足らずで国内ランクTOP10にジャンプアップ。今シーズンは「国内ランキング1位」を目指します。そんな彼らは前哨戦ともいうべきALBORADA CUPで、ベストメンバーでなかったものの3人のTEAM TOKYOを破りました。今大会でそれをフロッグでなかったことを証明するでしょう。
◆KALIDE OKAYAMA
長谷川聖、菊池亨
長谷川と菊池を中心に世界で戦うことを目標に結成された意欲的なチーム。昨秋はNIKE主催のBATTLE FORECEでチャンピオンになり、先月のALBORADA CUPでも全勝優勝を飾るなど、着実に結果を残してきました。ですが、海を渡るうえで越えなければいけない、国内No.1のTEAM TOKYOとはエキシビシンで一度勝っただけ。今大会でのマッチアップが実現すれば、激戦必至は間違いでしょう。
■女子
◆SHONAN SUNS( 前年度優勝 )
安江舞、桂葵
昨春、誕生したSUNSは浮き沈みがありながらも徐々に地力をつけ、11月のBATTLE FORCEでは決勝でREXAKTを撃破。桂が「世代交代」に向けて、先輩たちと同じ土俵に立ったことを宣言して、その言葉通り、3Wのシーズン再開となった3 月初旬のラウンドで再び優勝を勝ち取りました。この良い流れに乗って、大会連覇、さらには昨夏のブカレストに続くハイレベルな海外ビックゲームを目指します。
◆REXAKT
名木洋子、前田有香、石川麻衣
2018年の3×3女子日本代表メンバーをそろえ、5人制から3人制に転向した矢野良子が立ち上げた、女子の3×3国内最大級リーグ・3Wでも強さを誇る国内屈指のチームです。ベテランらしく、大崩れすることないゲーム運びや、選手間の息あったコンビネーションでコートを支配。今大会は、若手の突き上げを退けられるか、大事な一戦を迎えます。