3×3日本代表候補がハイレベルな国際大会へ参戦

4月末に3×3のアジアNo.1を決めるFIBA 3x3 Asia Cupを控えた3×3日本代表は、今季初めての国際大会に臨む。いまだに正式メンバーは発表されていないもの、その候補選手で編成されたTEMA TOKYOとして、韓国の高揚で開催される3×3クラブNo.1を争うFIBA 3×3 World Tour Mastersの予選会、Goyang 3×3 hallenger(4/14-4/15)へ出場する。

今大会に臨む選手たちは、ゼビオアリーナ仙台で開催された3×3.EXE TOURNAMENT 2017-2018 JAPAN FINALを優勝した鈴木慶太、落合知也、小松昌弘、野呂竜比人の4人だ。先週末に計7試合を戦い、中5日で海外へ移動というスケジュールではあるが、このメンツがいまの日本でベストメンバーであり、彼らがシーズン前から待ち望んでいた“海外勢との試合経験”を積める格好の舞台だ。

 

さらに今季はじめてのChallengerに参戦するチームは、予選会とは言えないぐらいハイレベルだ。昨季のクラブ世界一決定戦を優勝したZemun(セルビア)を筆頭に、欧州の強豪クラブで世界ランク6位のRiga、10位のAmsterdam(オランダ)、World Tour Masters常連のSaskatoon(カナダ)が名を連ねる。昨秋、日本を破って、いまアジア最強のモンゴル代表メンバーがいるUlaanbaatarも出場を予定しており、TEAM TOKYOと同組のMoscow Inanomo(ロシア)もランクではTOP30に入る。日本代表候補メンバーはまず、初日の予選をなんとか突破したいところだ。ゲームの入り方と、サイズがない分、チームの生命線となるオープンショットをどれだけ決めきるかが、勝敗を左右するだろう。

 

最後に、Goyang 3×3 Challengerには、大分のSTAMPEDEも出場する。JAPAN FINALではYOKOHAMA CITYに逆転勝ちを収めてベスト8に食い込んだ。3×3.EXE PREMIERでは2年前の参入以降、下位に沈むが、先週からの良い流れを継続して、初の国際大会での奮闘を期待したい。今後、日本の3×3の競技力をあげるには、彼らのように外へ飛び出すチームなくしてありえない。